「ネバーランド☆A GO! GO!」を観た話
まず初めに。
「ネバーランド☆A GO! GO!」を未観の方
これから同作を観る予定の方
ちょっとでも同作を気になってる方
は、絶対にここでUターンをして欲しい。
いくらネタバレが平気な方でも読んではいけない。
この作品はネタバレが命取りになるので、絶対にこの先を読まずに作品を観てから、気持ちに余裕があればまた読みに来てくれるとありがたい。
上記に該当しない、既に履修済みの方、履修予定のない方、そもそも「ネバーランド☆A GO! GO!」って何?という方は少し長めの空白にお付き合い頂こう。
読んでいる人がいれば、お待たせしました。
ここからは大変に脈絡のない頭の悪い文章が続きます。脳内で舞台映像を補完して頂きたい。
先日、bpm公演「ネバーランド☆A GO! GO!」(以下、ネバGO)を購入した。
理由はまあ、豊永利行氏が出演していたというのもあるが、タイトルに反しホラー作品(作・演出の浅沼晋太郎氏はスリラーコメディと評している)というのも興味を引いた、ずっと観たかった作品だった。
説明するのが少し難しいので、端的に言うとこの作品はフィクションにフィクションを重ねたフィクションだ。冒頭だけ語らせてもらおう。
まず、テレビクルーが酷い台風の中、とある古い屋敷にやって来る。カメラのテープが切れ、仕方ないので休憩をすることになった一行。台風情報を求めてラジオを付けたり、別働隊に電話したりして過ごす面々。
やがて、その内の1人の男が、こんなことを言い出した。
「ここは15年前、凄惨な殺人事件が起きた場所だ。まだ報道に居た頃、何度か取材に来たことがある」
と。
ラジオのノイズが徐々に大きくなっていく。そこから聞こえる声が高らかにタイトルを謳う。
「ネバーランド☆A GO! GO!」
薄暗い明かりの中、語り手の男が舞台中央のドアを開けると、そこから15年前の殺人事件に関与した者たちが次々と出てくる。1人、また1人とピンスポに当たり、物語の上で鍵となる台詞を叫ぶ。これがまたかっこいい!!
やがて暗転し、時は遡る。
上演は2014年(最初演は2002年、そこから何度も再演や続編を繰り返し、この公演が最後の再演だそうだ)なので、そこから15年前の1999年の屋敷だ。
そこには雨の中、年齢や服装、集合時間さえバラバラの、11人の男女が居た。互いに顔も名前も分からず、突然召集が掛かったのだという。
そこへ、扉を叩く音。12人目の男が、集合時間から少し遅れてやって来た。更に13人目がやって来ると、何人かが彼を〝先生〟と呼んだ。
どうやら、ここは15年前にとある学習塾が行った合宿の場所で、彼らはそこに参加していた生徒と講師だったという。
顔と名前が一致せず、自己紹介を始めようとした彼らに、〝先生〟は叫んだ。
「ここで起きた出来事の記憶を無理に呼び起こすことは避けよう」
「薄れていくのならそれでいい。だから、自己紹介もしないでおこう」
皆一様に表情が曇り、その提案に同意していく。
そして、その中の1人が提案をした。
「15年前、オリエンテーションの時に使ったワッペンだかシールだかの名前を使うのはどうだ」
そういえば、と、少しずつ記憶が甦る者がまた語る。
「私が持ってきたお菓子のおまけのシールのことね」
「先生にはミッキーを渡した。私は門限が厳しいから〝シンデレラ〟のシールになったわ」
「それから、不思議な本ばかり読んでいた女の子にはアリスのシールをあげた」
「なら、憶えている人間はそれを引用、憶えていない人間は俺が考えたあだ名でどうだ、俺は全員の素性を知っている」
聞けば彼は、先生があらゆるメディアに流した、あの時あの場所に居たものにしか分からない
「誰にも言っちゃあ、ダメだよ」
というメッセージに1番に気づき、一緒に流していたメールアドレスに連絡をした最初の生徒だった。彼は自らを情報通だから耳の大きなダンボと名乗った。
憶えている者はそれぞれ名乗りを上げ、憶えていない者はダンボに名付けられた名を宣言し、15年前の契りともいうべき、缶に入れて埋めた合宿のしおりを手に取った。
先生はミッキー
門限が厳しいからシンデレラ
本ばかり読んでいるからアリス
情報通だからダンボ
現役警察官のウッディ
脚が速いからバンビ
バンビの弟のドーピー(おとぼけ)
マジシャンのアラジン
怖がりのピグレット
嘘つきのピノキオ
歌が上手いからアリエル
この場にまだ来ていないおしゃべりのドナルドと、既に亡くなっているグーフィーとプルート。
そして、ここで未だ名乗らず怪しい動きをする男が2人。その内の1人が「何かおかしいと思わないか?」と語り掛け、暗転し、また現在(2014年)に戻る。
と、このように現在、15年前、30年前を行き来するというこの舞台。まあ頭が混乱する!!
ここまで読んでいる人はきっとみんな知っているだろう(興味が無くて読んでいる人は置いていく)からさらっと流すが、この2人とはイタズラでメールを送った部外者にも関わらず参加出来てしまった者たちだ。彼らこそ、サエキ(演:豊永利行)とホリウチ(演:浅沼晋太郎)。
こいつらが最高に馬鹿で、コメディを一身に背負っている。そして、サエキのみがこの空気を異様に感じ、危機感を少しずつ募らせていき、更に我々観客と同じ立場に立って推理をしてくれる。
ここからは掻い摘んで好きなシーンとか良いシーンを語っていく。もう説明とか無理でしょ!!
と、いうわけでまあ、イタズラで参加してしまった2人は色々(コントをしたり遊んだり)あってチップとデールと名乗るわけだが、私の推し(豊永氏)はデールです。いや、推しが演じているというのを捨て置いても彼を推さざるを得ない。
何故って、あの世界のオアシスですよ彼は。
ねえ!知っている人はみんなそう思うでしょう!
はい、落ち着く。
落ち着いた。
イタズラをして驚かせ帰らせて、分け前を増やそうとするチーム(ピノキオ、ダンボ、ウッディ、アラジン、アリス)に、自分からではあるが巻き込まれ(ここに集まった理由は15年前の出来事でミッキーが見つけた4億円を分ける為である(と、みんなは思っている))、更にアホの子チップに振り回されながら立ち回る正義感の強い子デール…好きです。
ここで振り返っておこう。
この男女13人がここに呼び出された理由。それは、15年前の夏合宿に理由がある。
山の中、合宿に参加していた小中学生混合のミッキーの班は酷い雨に降られ、やむなく下山をする。その途中、現場となる屋敷に避難する訳だが、そこに塾長が1人で座っていた。そこへ無線が入る。「別の班の子供が2人、行方不明になった」「捜しに行って欲しい」と。その子供の名前はサエキとホリウチ。つまりイタズラでメールを送ったあの2人は、同じ合宿に参加していた、ということだ。
話を戻そう。ミッキーは子供たちを塾長に任せ、1人、雨の中に出て行った。
子供たちは、まあ子供なので暇だしつまんないから隠れんぼをしようとジャンケンをし、ある女の子が負けて鬼になってしまう。
10まで数える途中、その場にいた塾長にラジオをつけるように言われる。
暖炉の上にあるラジオをつけると、塾長に後ろから抱き締められた。拒否をすると平手打ちをされ、恐怖に怯え萎縮してしまった彼女は助けを求める。
「せんせいたすけて!みんな!たすけて!!」
その声を聞きつけて部屋の奥から駆けてきた2人の男子生徒の内1人がテーブルの上にあった先の尖った鉛筆を、塾長の頸動脈に突き刺し、殺害。
戻ってきたミッキーはその惨状を見ると、その場にいた生徒13人と自ら、全員に尖った鉛筆を持たせ、首筋を刺すように指示した。
そして、この事件を口外しないように缶の中にしおりを入れ、地中に埋めた時に言ったのが「誰にも言っちゃあ、ダメだよ」だった。
サエキとホリウチは、たまたまミッキーの班のその行動を見ていて、タイムカプセルを埋めているのだと勘違いして掘り返し、自分たちのも入れていた、というのが大筋だ。
その時、塾長に手篭めにされそうになった少女がアリエル、結果的に塾長を手に掛けてしまったのがプルートだった。
で!でだ!
この前提を踏まえた上での好きなシーンなのだが、ピノキオが殺された(見立て殺人で、「ピノキオは嘘を吐いて鼻が伸びてしまいました」というメールと共に斧が頭から、柄がちょうど鼻の中心に来るように刺さった状態で見つかった)後、チップとデールが話している所にアリエルが降りてくる。喉が乾いた彼女は、死んだ筈の塾長からのメールが届いた時に声を荒らげたデールに、いるはずの無いプルートの面影を感じ、声を掛ける、所謂〝月9のシーン〟。
今日はさ、15年前にけじめつけに来たんだ
それと、みんなに謝りに来た
握手しようぜ。握手出来ればもう完璧だ
なんにでもなれる、きっと
かっこよぅござんすねえ!!
ここ、このシーンのね、表情といい行動といい、あーーデールめっちゃ恋してんなぁ!!
そしてその後、デールのことを話すアリエルがもう他の男に対するそれと全然違うんだよなぁ。かっこよぅござんすねえ!
束の間の(心の)安らぎのあと、怒涛の見立て殺人が繰り広げられる。
100エーカーの森にはハチミツがいっぱい ー ピグレット
バンビは飛び跳ねるのがまだ下手でした ー バンビ
バンビは左脚の打撲のみで済んだ。
烏の羽なんか無くてもダンボは空を飛べたのです ー ダンボ
アラジンは溶岩の流れる洞窟を潜り抜けました ー アラジン
アリエルは人間の足を欲しがりました ー アリエル
ここ、が、本当に、むり
シンデレラはガラスの靴を置いていってしまいました ー シンデレラ
この時に見つかった足は実はアリスの足だった。
身体が大き過ぎて無理だよ、でもいい方法がある ー アリス
チップとデールは捜し物の手がかりを見つけました ー チップ
白雪姫は毒林檎を食べて眠ってしまいました ー ドーピー
遺体と同時に犯人が現れる。
黒ずくめの衣装を着たシンデレラ(本当はウェンディ)、仲間だと打ち明けたバンビ(本当はティンカーベル)、そして黒装束の男。
更に2人の女はミッキーを惑わせる。
〝今まで死んだ者は本当にその人か?〟
〝本当は生きているのではないか?〟
ミッキーは必死に思い出す。ここにいないドナルドの顔を。黒装束の男の、仮面の下を。
そして、ふと、記憶が甦ったと同時に、撃たれたはずのチップが起き上がり、目の前にいたデールを背後からハサミで刺す。そしてチップはデールにこう言い放った。
お前が探してた事件の犯人、俺ー!
チップが撃たれた時に届いたメールは、デールに向けたメールだったのだ。
黒装束の男はウッディで本当はフック船長、チップはドナルドであり、この一連の殺人事件の主犯ピーターパンであり、塾長の息子であるアオキトモハルであった。
この事件は、全てアオキトモハルの「あの年から誕生日にディズニーランドのチケットが届かなくなったから」という自分勝手な理由からなる復讐劇だったのだ。
結果としては生き残ったのはミッキーのみな訳だが、うん、あのね、疲れてきたのでこの辺は割愛します。みんな知ってるでしょ。その代わりにデルアリ(デールとアリエルのカプ)を少しだけ。
あのねぇ!!
アリエルの最期のシーン前後がとんでもなく良くてですね、あの、あのね、ほんっとに、はい。
アリエルは15年前にあんなことがあり、軽く男性恐怖症気味なところがある。
それを、ミッキーから事件の概要を聞いた時に理解したデールは、停電した時に抱き寄せるという行動をしなかった。なぜなら無理やり抱き締めてしまうという結果になりかねないからだ。(話の内容飛びすぎだな)
そこに重なるミッキーの下手に動くんじゃないぞも相俟って…だって殺そうとして言ってるんじゃないんだもん…助けようとして…しんどい
帰ったらさ、お前の歌聴かせてよ
そんな見え透いた死亡フラグにヲタクである私が気付かないと思ったの??
初見でもデール!お前そこ絶対何か来るから(2人は入口付近に立っていた。アリエルはドアの目の前)とりあえずお前アリエル抱き寄せろ!!ああでもそうか、それで再発したらお前のことだからな、いや今はそんな暇はない!アリエル「怖い」って叫んでるよ!ほら抱き寄せ
プァ-----
(↑クラクションの音)ほらーーーーー!!となるよ??
そしてその後だ。役者・豊永利行の真髄。
入口があった所には車、ヘッドライトが光る、デールとミッキーがボンネットの上にアリエルの脚を見つける、急いで閉める、デールが手を差し伸べようとする、遺体発見、脱力、虚ろな目、混乱、叫び…………………
1番演技が好きなシーンなのに、1番観たくないシーンである。
ほんと無理ーーー演技素晴らしいのに何でーーー?無理ーーー
その後、次々と仲間を撃つアオキなんだが、その後ろよ。刺された後ずーーっと細かい動きしてるの。天才かと思ったよ天才だったよ豊永利行!!!!!!
失血死に至るまでに、凍えるような寒さを感じるタイミングがあるという。それを!!彼は!!!やってるの!!!!!最初刺された直後はただ脱力してるだけなのに、だんだん身を縮めて指を口元に持っていき温めるような仕草をしながら限界を悟り、すぐ近く車の上に投げ出されているアリエルの方へ手を伸ばす。
ピュアっピュア!!!!!
天国では仲睦まじく末永くお幸せにね……( ;꒳; )
とか言ってるけどここまでの凄惨な事件、15年前のも30年前のもぜーーーーんぶ冒頭の語り手の作り話。
漫画家である奥さんのプロットを元に改変し、仲間たちに話していただけだった。
なぁーんだぁー!
これを観てからというもの、浅沼晋太郎という男が末恐ろしくなりました。
しかも大学の先輩である、私の大好きな小林賢太郎氏とも面識があるどころかお話をしたことがあるってんだから歓喜ですよねぇ(コメンタリー参照)。
以上、感想でした。だはー⤴♪
勝手に椎名林檎トリビュート〜オール豊永利行セレクション〜の話
何がエントリーするかな?
何言ってんだこいつ、と、思わないで頂きたい。
どえらい久しぶりに書きます。どうも、ともちです。
HNがマイナーチェンジしたのは気にしないで欲しい。
実はデレ期が来た。
何と言うか、常に好きではあるのだが、最近の何か(多分出来心で買った「烈!バカフキ」のせいだと思われる)をきっかけに豊永利行愛が再燃している。
私のTwitterを見ているとそれはもう殆ど奇行種の類だ。読み返すと一定の理解を示すと共に気持ち悪い。
さて、本題と行こう。
タイトルにもある「勝手に椎名林檎トリビュートアルバム〜オール豊永利行セレクション〜」だが、意味はそのままである。
勝手に椎名林檎氏のトリビュートアルバムを作る。が、そこに集う歌い手は豊永利行氏のみというなんとも私得な妄想なのだ。
そもそもトリビュートアルバムとは何か。
最近で言うとGRANRODEOが発売を決定したというニュースが記憶に新しい方もいるだろう。
簡単に言うと、特定の歌手の楽曲をその歌手に敬意があったり個人的親交のあるゲスト歌手が1組1曲ずつカバーするというようなコンセプトだ(tributeには捧げものや賛辞、素晴らしいものなどの意味がある)。大体普通のアルバムと同じ曲数、10〜14曲が相場だろう。
それを今回は豊永利行氏にのみ参加してもらい、めちゃくちゃ絞って28曲を私が勝手に決めようと思う。歌い手は1人なのに何と2枚組のトリビュートアルバムだ。
彼には椎名林檎氏(以下、女史)へ大いに敬意を表していただこう。
まずこのアルバムを作るに当たって、留意したいことがいくつかある。
どちらかと言うと東京事変の楽曲の方が好きな私にとってはなかなかの壁である。
絶対入れようと思ってた「キラーチューン」「女の子は誰でも」はこの時点で入れられないことが判明した。悔しい。これは東京事変トリビュートで入れよう。
- 女史がカバーした楽曲は入れてはいけない。
まあこれはある意味普通なのだが、一応断りを入れておく。洋楽カバーのあのアルバムは1曲も入れちゃだめだよー!
- 女史がセルフカバーした楽曲は入れることを許可する。
何故ってそうしないとあのアルバム収録曲を入れられないからね!!
それでは本題に入る。
まず、このトリビュートアルバムは全28曲で構成されている。
つまりまず、女史の楽曲200曲以上の中から28曲を選抜しなくてはならない。これが!!!大変!!!
だって良曲だらけなんだも〜ん(CV:グレイス(マグダラなマリアより))
とりあえず古い楽曲から順に聴きながら候補を書き出し、54曲まで減らした。
よく減らしたよ!!!
ここから更に半分ほど削りながら、アルバムを作っていきます。
1枚目 明の明星
ディスクにタイトルを付けてみた。
(あけのみょうじょう)と読み、2枚目とは対になっている。このディスクはどちらかと言うとポジティブなメロディや歌詞で纏めてある。
それでは収録曲を見ていこう。
Track No.1 幸福論
言わずと知れた女史のデビュー作。歌い終わりの
「君が其処に生きてるという真実だけで幸福なのです」
何て我々なんでしょうか。ヲタクじゃんもう
その直前も、歌手をやっている推しがいる人の為の曲です。気になった方はぜひ歌詞を検索、もしくは女史ベストアルバム「ニュートンの林檎」をお求め下さい。
Track No.2 カプチーノ
この楽曲は、大元は女優のともさかりえさんに提供されたもの。それを女史が「逆輸入〜港湾局」にてセルフカバーしたのだが、こーーーーれがかわいい!!!死ぬほど!!!!ぜひとしこちゃんに歌って頂きましょう(真顔)
Track No.3 おだいじに
「加爾基 精液 栗ノ花」(カルキ ザーメン クリノハナ)というとんでもない名前のアルバムに収録されているこの曲。ゆったりとしたメロディの中に、細くも力強い女史の歌声が映える原曲を、ぜひ豊永氏に原キーで行っていただきたい。
「大人だから小さく唄ふ位 笑ふ位許してね」
がお気に入りです。きっと消え入る声で歌うんだろうなぁ…好き
Track No.4 旬
アルバム「三文ゴシップ」に収録されているこの曲は、何処か懇願が滲み出るような、女史の独特の歌い方がよく合う楽曲。これを豊永氏がどう調理するのかワクワクしますねぇ!!!しないけど!!!
基本的に女史のお書きになる歌詞は文学的で、切り取ろうとしたり説明しようとすると無理が生じる。のでぜひ実際に聴いて欲しい
Track No.5 茎(STEM)〜大名遊ビ編〜
はい来た!!私が女史にどハマりしたきっかけ!
この曲、前述した「加爾基 精液 栗ノ花」の世界観を元に作られた「短篇キネマ 百色眼鏡」という映像作品の主題歌で、出演者がこれまた豪華な訳だが(詳しくは調べて頂きたい。内容も大正浪漫が好きなら絶対好き)、問題はそこでは無い。実は、全編英語なのだ。
バージョン違いがあり、日本語ver.もあるのはある。が、ぜひこっちの〜大名遊ビ編〜で歌って欲しい。
100%えっちいので!!!
Track No.6 カーネーション
これまた名曲である。
同名のNHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」の主題歌なのだが、MVがとにかく美しいし東京事変を知っていると胸熱。あと全ての曲に言えることだが、とにかく音階が地獄。まあ豊永氏なら歌えるだろう。
「欲しい物など 唯一つ、唯一つだけ」
ねぇ〜〜〜〜〜〜!!
Track No.7 茜さす、帰路照らされど…
ファーストアルバム「無罪モラトリアム」収録のこの曲。最初期特有の毒っ気や巻き舌なんかが惹き付ける。Aメロからいきなりサビに飛ぶのだが、この熱量の変わり様というか、Aメロ歌唱はもう聴こえないんじゃないかレベルの低音でいくのに、ふた回ししたらすぐサビで、大きく息を吸ったあとはもう別人ですよ(真顔)
さあ、豊永氏もやってみましょう!!
Track No.8 ポルターガイスト
これまた「加爾基 精液 栗ノ花」からのエントリー。
このアルバム収録曲の歌詞は基本的に旧仮名遣いをされており、例外なくこの曲もそうなのだが三拍子が小気味よく、難しい言葉遣いも気になることなくスっと入ってくる。
この曲も高いキーをキープしつつ急に下がる上に音階のアップダウンが激しい。え、これ豊永氏が歌ったら死ぬ程かわいくない?
「君だけに是を唄ひます。」
Track No.9 やつつけ仕事
くどいですがこれも「加爾基 精液 栗ノ花」からの楽曲。
軽い音ばかりで心は上向きになるのに、歌詞はどちらかと言うとマイナス気味という魔術のような曲だ。
「何にも良いと思えない」
とのびのび歌うなんてどんな矛盾だよ。でも、豊永氏が歌ってくれるならOKです( *˙ω˙*)و グッ!
Track No.10 夢のあと
アルバム「平成風俗」収録曲。そうです、遊びました。
というのも豊永氏にも「ゆめのあと」という曲がある。これは夏の終わりの夕暮れにピッタリの爽やかな楽曲で、またLIVEで歌えと何度も訴えている(私が)程の名曲だ。そして女史も同じタイトル。これは歌わせるしかないね?
こちらは豊永氏の楽曲と違い、恐らく夜更けか朝方が舞台だろう。そしてきっとベッドルームだ。この艶やかな世界観をどう表現してくれるんでしょうかね!しないけど!!!
Track No.11 ありきたりな女
アルバム「日出処」収録曲。
男性である豊永氏に絶対に歌わせたかった曲の1つだ。この曲のMVがまるで舞台作品のような構成になっており、舞台出身の彼にはピッタリだろうと思った。しかしこれもハイトーンが続く。そこが魅力であり彼の腕の見せ所だろう。がんばれ!!
Track No. 12 人生は夢だらけ
いやこれは豊永クラスタなら1度は脳内で豊永再生したでしょう。CMソングとして高畑充希さんに書き下ろされたこの楽曲は2枚目のセルフカバーアルバム「逆輸入〜航空局〜」に収録されている。
全編通してミュージカルチックなこの曲だが、まーた音階が大暴れなのだ。難易度が高い曲を当てがち。最後のロングトーンなんかも楽しみですねぇ。
「これは人生 私の人生 誰の物でもない」
名言です。
この人生は〜〜夢だらけ〜〜〜〜♪
Track No.13 青春の瞬き
これもセルフカバーだ。女優の栗山千明さんに提供した楽曲である。
ちなみになのだがこの楽曲5:18あるのだが、歌詞としては12行しかない。検索していただけると分かるが、他の曲でもかなり文字情報が少ないことがある。
つまるところロングトーン乱用ということだ。
豊永氏の得意とするところですよねーー??
Track No.14 ありあまる富
トリビュートアルバム1枚目を締めくくるのは、アルバム「日出処」収録曲のこれ。これは決めていた。
個人的感想になるが、この曲には本当に何度も救われた。世界観が何となく豊永氏の作り出す世界と似ている気がするのだ。博愛というか、平和主義というか、そんな感じ。ただ、その対象は自らの大切な者のみみたいな(真意は知らない)。
カバーしなくてもいいから、今何かに悩んでいる人(特に人間関係やいじめ)は1度聴いてみて欲しい。
「もしも君が誰かの言葉に嘆いたとして」
「それはつまらないことだよ 涙流すまでもない筈」
「ほらね君には富が溢れている」
2枚目 宵の明星
こちらは(よいのみょうじょう)と読む。
対になるということはつまり、こちらの方がどちらかと言うとネガティブな楽曲で纏まっている。筈だ。
それでは収録曲を見ていこう。1枚目の同じ番号の楽曲と、ちょっとした遊びがあったりもするので見てみていただきたい。
Track No.1 獣ゆく細道
「この世は無常」で始まるこの曲はエレファントカシマシの宮本浩次氏とのデュエットである。
デジタルシングルとして発売後、アルバム「三毒史」に収録された。
ま〜〜〜〜〜ハモリが難しい!!!
いい意味で相殺し合っていて聴き取れない。ハーモニーが美しい。それを豊永氏には1人でデュエットして欲しい。絶対いいから!!!!
Track No.2 ここでキスして。
この曲も音を取るのが難しい。
それに引き換え歌詞は死ぬほどかわいい…え、むり……
これを裏声で歌うのかミドルボイスで歌うのか見ものですねぇ、ええ。歌わないけど
Track No.3 丸の内サディスティック
言わずもがな、大名曲(ただの名曲じゃないノスよ、〝大名曲〟ノス!デカいノスよ〜?)。
とある作曲家に言わせると、〝ジゴロ進行〟といい、このコード進行を使えば何でも名曲になってしまうらしいのだが、それを女史はもちろん知ってて使っている。天才。
「ここでキスして。」と似たような愛を求めるような歌詞が並ぶが、向こうが学生ならこちらはOLだ。歌詞エロいし。しかも多分一夜限り。エロいし。
これを豊永氏が歌ったらどんなに幸せだろう……
Track No.4 流行
歌い出しはラップで始まるこの曲は「三文ゴシップ」収録曲だ。そしてラップ詞は女史ではなくゲストでラッパーさんを招いている。もちろんここも豊永氏に歌わせる。
1人デュエットが死ぬ程好きなんだ!!!しかも男女でしょ?無理
Track No.5 本能
はい来ました!!女史を一躍有名にした衝撃の問題作。MVではナース姿の女史が硝子を蹴り割ったり叩き割ったり女性と馬鍬ったりと、まあ衝撃的だしエロいわけだが、違わず歌詞も衝撃的でエロい。全ての歌い手推しが推しに歌って欲しい曲なんじゃない?
え?ナース服?着てくれてもいいですよ!
いや、やるんだったら本気で女装してくれよ、あなた本気でやれば本気でかわいいんだから!!
で、全力でとしこちゃんやりながらの
「もっと中迄入って」
ッハー!抱きたくなるね!!!
Track No.6 眩暈
豊永利行氏カバーアルバム「T's」でも同名の楽曲があるが、あれは鬼束ちひろさんのそれであり、これはまた別の曲だ(一発録音で1人デュエットしやがった豊永氏。バケモノ。)
アルバム「私と放電」収録曲であるこの曲は、なんて説明すればいいのかとても難しい。女史曰く「曇った感じ」らしいが、うん、そんな感じする!って言うレベル。気になったら聴いてみてくれ!
Track No.7 殺し屋危機一髪
SOLI&〝PIMP〟SESSIONSというジャズバンドとのコラボレーションなのだが、え、これヤってる?位の直接的な歌詞。つまりは殺し屋のハニートラップというストーリーな訳だが、合間に挟まれる吐息とか忠実に再現していただきましょう。豊永利行氏の色気は女性曲を歌った時に発揮される。
Track No.8 NIPPON
「万歳(Hurray)!万歳(Hurray)!日本晴れ」
というハイトーンと気持ちのいいエレキの音が特徴のこの曲。疾走感で殴られるとはこのことだ。
2014年FIFAワールドカップブラジル大会の為に書き下ろされたこの曲は、当初旧日本軍の特攻隊を思わせるという批判があった。が、そこは女史。揚げ足取りだと一蹴し黙らせた。かっこいい!!
ただ歌うのは本っっっっっ当にキツイ!!がんばれ、豊永氏!!
Track No.9 凡才肌
天才肌と称されることの多い女史が、それ故の苦悩を歌ったといわれるこの楽曲。でもごめんなさい。天才って言っちゃう。天才。この曲は「三文ゴシップ」に収録されている。彼女の腰の低さを知っている者は言葉の端々に痛い程の苦悩を感じ取れるだろうこの曲を、同じく天才肌である豊永利行氏に歌わせたい。いや、歌え(真顔)
Track No.10 すべりだい
アルバム「私と放電」収録曲。冒頭のベースがエロい。
女史にしては珍しく分かりやすい失恋ソングの類だ。
「あなたが八度七分の声を使うときは」
歌い出しなのだが、何?八度七分の声って。
いや、意味は分かる。熱っぽい、甘えるようなトーンとか色気を孕んだとかそういう雰囲気なのだろう。が。その雰囲気を。八度七分と表現する女史である。
豊永利行氏は八度七分の声をどのように表現するのかな!
Track No.11 主演の女
こちらもセルフカバーである。PUFFYさんに提供された楽曲だ。
正直曲順は遊んだ。1枚目「明の明星」の11曲目を見て欲しい。まあそういう事だ。
〝女〟と冠した楽曲でもガラリと雰囲気が違う。勝気な女性像が音に乗り、バイクで爆音で走り去るような感覚に陥る曲だ。
「最優秀賞受賞!」
豊永氏は対比する〝女〟をどのように歌い上げるのか…
Track No.12 走れゎナンバー
いよいよ佳境だ。アルバム「日出処」収録。
ゎナンバーとはその名の通りレンタカーを指す。
全ての曲でそうなのだが、女史は歌詞表記を凝る。この曲も違わずそうで、特に異質なのが読点と句読点を乱用しているのだ。歌なのに。歌詞じゃなくて日記に近い。歌なのに。文学的でとても好きです。真夜中の首都高で聴きたいよね!
これ男声で歌うとどんな雰囲気になるんだろう。ってことで豊永氏、お願いします!
Track No.13 自由へ道連れ
「超弩級のミサイル」のようなエレキが鳴く冒頭、パワフルな歌声、疾走感。TBS系ドラマ「ATARU」の主題歌だ。音域の狭い人間が歌うと痛い目を見る音域の広さです。ほんっときつい。
ただ、歌い終わったあとの気持ちよさったら無い。身体中の膿が押し出されるような、そんな気持ちよさ。
「自由はここさ 本当の世界のまん中」
豊永氏にはぜひ伸びやかに歌っていただいて。
Track No.14 目抜き通り
「本番さショータイム終らない」
アルバム「三毒史」に収録されているトータス松本さんとのデュエットだ。発表された時は大きな話題となったが、これ恐ろしいのが、トータスさんパートはずーっとハモなのだ。前述の「獣ゆく細道」は1番と2番で入れ替わるのだが、これは違う。音楽に携わる者が言うには〝ハモりパートのみを引き出すと気持ち悪い〟らしい。実際に聴いてみると確かに、こう、痒い所に手が届かない感じが凄いのだ。それを楽曲として昇華させるのが音楽家・椎名林檎と歌手・トータス松本のなせる技なのだ。
「飛び出しておいで目抜き通りへ!」
これもミュージカルチックだから多分豊永氏に合う。
さて、ここまで28曲上げてきたが、全て知ってる人はなかなか居ないのでは無いだろうか。
しかしここで終わらないのが私プロデュースのトリビュートアルバムだ。
シークレットトラック
アルバムといえばコイツは欠かせないだろうというシークレットトラック。もちろんこのトリビュートアルバムにも存在している。
2枚目「宵の明星」(初回限定盤)を流ししばらく待つと小さくブレス音が聴こえる。間髪入れずに流れるバイオリンの音とブレッシーな歌唱。
冒頭の歌詞は「真っ黒な中に一つ」
そう。Doughnut Hole「おとなの掟」だ。
本当は本編に入れたかったが、女史のセルフカバーは英詞カバーなのだ。この楽曲は日本語詞の方が好みなので、どうしても表立ってカバーとはいかなかった。
「大人は秘密を守る」
と囁く様に歌えば、今度こそこのアルバムという物語は幕を閉じる。
長くなったが、殆ど楽曲の紹介しかしていないな、と思う。
正直、ただただ豊永利行氏に歌って欲しいだけだから、彼が歌うとこうとか、こんな風に歌ってとか、あまり思い浮かばないのが本音だ。
実際どんな風になるのか聴きたいので、
豊永利行氏かその関係者に届けーーー!!!!!
画像はトラックリスト。遊びが伝わるといいな…
声優沼は深かった話
はてな、再びのともも。
どうも、とももです。
前回は「アニメと声優と漫画」に嵌るまでをご紹介しましたが、今回は声優に的を絞ります。
声優沼、と言っても好きな声優は限られている。前回の四銃士も含めて改めて紹介しよう。私の推し声優の皆さんだ。
- 諏訪部 順一
- 櫻井 孝宏
- 神谷 浩史
- 細谷 佳正
- 波多野 渉
- 豊永 利行
敬称略である。
アニメ好き、声優好きの方はお分かりの通り、全員がアニメ「文豪ストレイドッグス」かアニメ「進撃の巨人」のどちらか(若しくは両方)の出演者である。
こうして改めて並べると面白い。
私の好みは分かりやす過ぎるのだ。
分類してみよう。
☆低音で包み込むような優しさ
- 諏訪部 順一
- 櫻井 孝宏
- 細谷 佳正
☆幼さが残り攻撃的
- 神谷 浩史
- 波多野 渉
- 豊永 利行
完全に私のイメージとしてなので異論は認めるし、役によってはこれに留まる所ではないが、基本的にこの2つに二分出来るだろう。
もっと分かりやすく言うと、上は紳士ドS、下は鬼畜ドSである。つまり、私はドMである。
次に、各人に魅了されたきっかけのキャラクターやボイスドラマ、経緯を整理する。
☆諏訪部 順一の場合
- 「文豪ストレイドッグス」 織田作之助
- 某YouTubeのいかがわしいボイスドラマ
☆櫻井 孝宏の場合
- 「文豪ストレイドッグス」 フランシス・フィッツジェラルド『待たせたかな』
- 「しろくまカフェ」 しろくまくん
- 某YouTubeのいかがわしいボイスドラマ
☆神谷 浩史の場合
- 「文豪ストレイドッグス」江戸川乱歩
- からの「進撃の巨人」リヴァイ兵長
- からのラジオやイベントでの流れるような罵倒
☆細谷 佳正の場合
- 「文豪ストレイドッグス」 国木田独歩
- 某YouTubeの爽やかなボイスドラマ
- 事あるごとに頭を撫でてくれるドラマCD
☆羽多野 渉の場合
- 「しろくまカフェ」イベントDVD
☆豊永 利行の場合
- ドラマCD「生贄謳り」大蛇
- 「文豪ストレイドッグス」谷崎潤一郎
こんなところである。
そして上記以外にも、豊永氏、羽多野氏、櫻井氏、細谷氏は歌のうまさに魅了され、そこから声のお仕事を貪るようになった。
それからはもう上の皆さんにはお世話になりっぱなしである。
最近のお気に入りは
諏訪部氏→「ユーリ!!! on ICE」ヴィクトル
神谷氏→「WORKING」相馬博臣
細谷氏→「なでなでCD vol.1」柊陸斗
羽多野氏→素
豊永氏→「ユーリ!!! on ICE」勝生勇利
である。
そう、「ユーリ!!! on ICE」、最近イッキ見した。公式が腐っているが特に気にならない。ヴィクトルがエロくてマモがウザい(褒めてる)。
さて、ここまでは特に推している声優さんを紹介してきたが、それ以外にも好きな声優さんはいる。例えば、「しろくまカフェ」「文豪ストレイドッグス」「WORKING」などに出演している福山潤氏。「しろくまカフェ」「WORKING」「進撃の巨人」などに出演している小野大輔氏。声優を知らなくてもこの人の名前なら知っている宮野真守氏。そして、私を沼に引きずり込んだ張本人谷山紀章氏などである。まあ、王道と言ってしまえばそうなのだが、初心者的にはまずここに堕ちる。
そして気づいた。私が好きな声優さん、殆ど「しろくまカフェ」に出ている。「文豪ストレイドッグス」にも出てる。本当に豪華声優陣だったのだな……文ストに至っては小野D以外みんな出てるよ!?やばくね!?
(2019.11.27追記:今年放送の文スト3期にて小野Dも無事出演致しましたおめでとう!!)
小野Dとか神谷さんなんかはキャラでキャラソン歌えるからマジで凄い。キャラの声のまま歌えるって本当に凄い。
佐藤きゅんの「ワグナリア讃歌」とか本当に心臓痛い感じで好き。
興奮し過ぎた。
最後に、言いたいことを言う。
諏訪部順一→字面が和風。深緑の着物と袴
櫻井孝宏→字面が高貴。フランスの貴族
神谷浩史→字面が高校生。やんちゃ
細谷佳正→字面が爽やか。若い
羽多野渉→字面がショタ。かわいい
豊永利行→字面がエロい。何か、エロい
福山潤→字面が高校生。神谷氏と友達
小野大輔→字面がいかがわしい。何故か
宮野真守→字面で既にウザい。褒めてる
谷山紀章→字面が大学生。チャラい
それだけである。
次回は1人ずつを深く掘り下げようかな。
若しくはアニメを一作品ずつ語ろうかな。
それでは皆さん、最後にご唱和ください。
\\\ラマンボ!!///
元アイドルヲタクがアニメと声優と漫画に嵌る話②
続きです。
前回はアニメ「文豪ストレイドッグス」を視聴し始めた所で終わりましたね。続けます。
仕事が遅くまであるので、まともに観られたのは20話くらいからだった(2期で言うと9話とかそのくらい)。
そうだ、文ストは2期を先に観た。1期はその前に放送してたんだよな。
そして私は堕ちた。そう、双黒(小)に。
中原中也(CV:谷山紀章)の罪深さ
狡い。汚濁形態狡い。格好いい。
そして実在の中原中也氏と谷山紀章氏が同郷なの狡い。どこまでも狡い。私の生まれて初めてのきちんとした推しがここに爆誕。
他にも文ストに嵌った理由はある。
ストーリーがしっかりとしていたり、史実を絡めてきたり……滾るものが多々あった。すぐ漫画を揃えた。早かった。嵌って2ヶ月くらいで全巻買ってた。怖い。
そして、私は、声優の恐ろしさを知ることになる。
アニメ「文豪ストレイドッグス」で、江戸川乱歩を演じた神谷浩史氏である。
ある春の夜、眠れなくて文ストに出ていた声優さんの名前を某U-NEXTさんで検索していた。その時、たまたま神谷浩史氏を検索した。1番最初に出てきたのが
進撃の巨人
だった。リヴァイだった。
そういえば数年前にアニメ化するってなった時、キャラ設定とか観て「私の好みはこのへいちょーとかいう人だろうな」とか無知な私は思っていたな、と思い出した。何故か先にスピンオフアニメ「進撃!巨人中学校」を観た。
乱歩さんと全然違う!!!
違い過ぎて同じ人とは思えなかった。いや、同じ人なんだけど。そして全話観た後、この小ネタっぽい所は本編でどの様に登場するのだろうと気になった。ここでやっとアニメ「進撃の巨人」を観た。
面白い。これは面白い。
また嵌った。早かった。
そこから、仕事の休憩中にも1話観たり寝る前にも1話観たりして、あっという間に進撃の世界に心臓を捧げた。推しはやっぱりリヴァイ兵長だった。あとハンジ。104期ならジャン(中の人は谷山紀章氏)。そうこうしてたら2期が始まったと知った。#26 獣の巨人はU-NEXTで観て、2話目である#27から録画した。ミケが推しにランクインした。あとナナバ。もう返して欲しい。ミケナナ夫婦殺したのまじで許さない。
もちろん漫画は全巻買った。こっちは1ヶ月くらいで揃えた。社会人怖い。
そんなことをしている内に、好きな声優は増えていった。某YouTubeさんのお陰である。彼はドラマCDなんかの一部をちょこっと聴かせてくれたりする。それのせいで堕ちた人達であるが、基本的に上記の2作どちらか(若しくはどちらにも)に出ている人を好きになった。以下が私の声優四銃士である。
下2人は文ストにも進撃にも出演しているが、上2人は文スト2期にのみ出演している。諏訪部氏に至っては黒の時代編にしか出演していない。けど嵌った。諏訪部氏恐るべし。それから織田作殺したのまじで許さない。ミケナナと一緒に耳を揃えて返せ。である。
今では櫻井氏か諏訪部氏がアニメに出ていればとりあえず録画するレベルにまでなった。このお2人の声は1/fの揺らぎだ、絶対。
さて、タイトルには「アニメと声優と漫画」とある。そう、上記の漫画以外にも買っている漫画があるのだ。単行本のみだが。
今まではWeb上で読む程度だったが、上記のせいで買うことに抵抗がなくなった。そして買った作品が
「ヲタクに恋は難しい」
と
「幸色のワンルーム」
である。
ヲタ恋はpixiv時代からちょこちょこと読んでいた。が、我慢出来ずに単行本3巻を纏めてお買い上げた。4巻も発売日に仕事の休憩中にアニメイトまで行って買った。樺倉先輩が推しです。心の彼氏です。アニメ化おめでとう。
幸色のワンルームについては①に登場した友達に勧められて読んだら「良い………」となって買った。これから増えていく筈なのに、怖い。
因みにこの後「文学処女」も購入予定です。
纏まりないけどここまで。
次は声優さんについて語ろうと思う。
元アイドルヲタクがアニメと声優と漫画に嵌る話①
どうも。何か書きたくなったので書きます。
とももです。
2008年10月から2015年前半期くらいまで、今何か凄く人気のHey!Say!JUMPのファンをやっていて、そこから幼少期のバイブルであるTEAM NACSに戻り(2015年後半期〜)、さらに大泉洋さんと共演が決まった頃に、観たら絶対嵌る!と観ないようにしていたのに、うっかり観てしまったコントでラーメンズと衝撃的な出会いを果たし(2016年春〜)、友達に勧められた上に気になっていたアニメ「文豪ストレイドッグス」で絶対に嵌らないと思っていたアニメ・声優部門へ参入するまでの経緯をご紹介。
まず2015年初夏まで続けていたHey!Say!JUMPのファン。自分としては、ジャニーズに嵌るのも
ありえない
と思っていた。それが約7年も続いて、頑張った方だと思うが、終わりはとてもあっさりしたものだった。
まずJUMPing CARで幻滅し(前作s3artが素晴らし過ぎた上理想の塊だった為)、同時期にドラマ「問題のあるレストラン」でのTEAM NACSの安田顕さんの演技力にノックアウトされ、
はっ、若造め。これが本物だ
みたいな感じでどんどんグッズやCDを売り払った。多分3ヶ月くらいで殆ど手放したんじゃないかな。
その後、水曜どうでしょう熱も再燃。完全にNACSに落ち着くものだと思っていた…が、2016年春。更なる出会いが私を待ち受けていた。
というのも、NACSの大泉洋さんが「小林賢太郎テレビ8」なるものに出演が決まったというニュースが飛び込む。
小林賢太郎……?
何かTLでよく見る名前だな、確かラーメンズとか言ったっけ。片桐仁さんとコンビだよな……NACSみんなとも何か仲良さげだし…予習がてらコント観てみよ。
どハマりしました
ああ、だから観ないようにしていたのに…
軽率に嵌った。そこからは彼らの知的な世界にずぶずぶと沈んでいった。
ちなみに最初に観たコントは忘れた。帝王閣ホテルかプーチンとマーチン辺りじゃないか?
私の趣味はこれで固定かな、そう思っていた2016年10月、毎月届くWOWOWの番組表で気になるアニメを発見。それが
「文豪ストレイドッグス」
である。
実在した文豪たちがイケメン化(もしくは美人化)して異能で闘うお話と。何それ面白そう
しかし私はアニメには興味が無い。今までだってメカクシティアクターズしか全話観てないし。そう思って第1話の録画もしなかった。
それから程なくして、友達から「文豪ストレイドッグス面白いから観て!」と妹づてに連絡が来た(友達は妹と同い年)。 ここで私、あれ?と思う。これ、気になってたアニメじゃん。1話録り逃してるし。
そして優秀なWOWOWさん。最新話放送の直前に1話前を放送していた。天才かな?
疲れてきたのでとりあえずここまで。
第2弾では文豪ストレイドッグスに嵌って推しが出来ました編です。